2019年版カレンダーフォトコンテスト受賞作品

■一般部門  ■学生部門  ■スマートフォン部門

一般部門:組合長賞(1点)


撮影場所:裾野市須山

9月「初秋」

吉野 昌宏 様

講評

澄み切った青空を背景に、富士山とコスモスをローアングルで撮影。併せて、未確認飛行物体のように見える「つるし雲」を偶然にも画面に収めたことで、秋の訪れを感じさせます。理由は、この雲の発生は天気が変わるサインと言われ、変わりやすい秋の空を連想させるからです。

一般部門:優秀賞(2点)


撮影場所:沼津港

2月「港の夕景」

大湖 敏男 様

講評

沼津港にある大型水門「びゅうお」を夕暮れ時のマジックアワーに撮影し、雰囲気ある瞬間を描き出しました。左右対照に造られた門は、視覚的効果が抜群。そのイルミネーションと刻々と変わる空の色合いがあいまって、見る人を引き付ける光景になりました。そして、ひと仕事終えた漁船が、門をくぐって港へ戻って来る様子を写し止めたことで、より一層完成度の高い作品になりました。


撮影場所:沼津市上土町

7月「灯篭流しの宵」

髙橋 浩 様

講評

川面に映る灯りがとても美しく、幻想的な雰囲気を感じさせます。この光景は、沼津市内を流れる狩野川周辺で毎年行われる「灯篭流し」です。参加者が先祖を尊ぶ思いを、灯篭に乗せて川に流す夏の風物詩として知られています。周囲の光源を生かし、絶妙な明るさに仕上げて雰囲気を大切にしました。そして、着物姿の女性をポイントにして、風情たっぷりの作品に仕上げました。

一般部門:入選(9点)


撮影場所:沼津市青野

1月「無病息災」

川口 泰弘 様

講評

無病息災を願って、年はじめに行う伝統行事「どんど焼き」を、極寒の早朝に撮影しました。〝静〟を感じさせる空の色合いと、〝動〟を感じさせる立ち上る炎を対比させて、行事の厳粛さを表現しています。炎に照らされた参加者を写し出したことで、現場の雰囲気も伝わります。稜線からひょっこりと表情を見せる富士山もその雰囲気を盛り上げています。


撮影場所:沼津市日枝神社

3月「山王さんの夜桜」

中野 俊之 様

講評

桜の名所「日枝神社」の境内で満開の夜桜を美しく情緒たっぷりの作品に仕上げました。柔らかい灯りに照らされたソメイヨシノを明るめに撮影し、その場の雰囲気を大切にしました。この光景は、JR東海の京都観光コマーシャルのようにも見えるほどで、見る人に「行ってみたい」と思わせる点も魅力となりました。


撮影場所:裾野市深良

4月「青空に感謝しながら」

諸星 重明 様

講評

「深良(ふから)用水」は、造られて340年以上過ぎて、今なお貴重な水源として農業・生活用水に利用されています。その恵みに感謝するまつりの一コマを切り取りました。用水完成当時の衣装に扮した住民は、米俵を担いだり、むしろ旗を掲げたりして田園地帯を練り歩き、先人の偉業をたたえています。春らしい暖かな日差しと、背景に写る富士山は、昔と変わらない春の情景のため、この作品から当時の様子を連想することもできます。


撮影場所:沼津市狩野川

5月「こいのぼり」

大塚 智子 様

講評

季節感たっぷりの作品です。沼津市内を流れる狩野川河川敷で開かれた「こいのぼりフェスティバル」に息子二人を連れて行き、遊んでいる様子を母親がスナップしました。手作りのこいのぼりは、勢い良く空間を泳いでいます。その動きに合わせ、元気良く遊ぶお兄さんの姿をポイントにして、画面を引き締めました。お兄さんにかまってもらおうと、近づく弟の姿を捉えた点も見逃せません。母親は撮影のため画面には写っていませんが、親子の触れ合いを感じさせる一枚となりました。


撮影場所:清水町堂庭

6月「菖蒲咲く頃」

大塚 征男 様

講評

梅雨に咲く菖蒲の花と田植え間もない水田を、アングルを探しながら撮影。情緒を感じさせる作品に仕上げました。雨上がりでしょうか?花びらに付いた水滴が分かるようにワイドレンズで強調し、みずみずしくいつもより色鮮やかな情景を写し、梅雨のしっとりした雰囲気を演出しました。


撮影場所:裾野市須山

8月「盛夏の富士」

髙橋 正雄 様

講評

富士山の魅力は奥深く感じます。遠くや近くから見たり、実際に登ったりすることで、色々な表情を楽しませてくれます。この作品は、富士山の眺望の良さで知られる越前岳から撮影。これから登山に臨む時に、その迫力からシャッターを切ったのでしょう。冠雪が無く地肌むき出しでゴツゴツした夏の富士山は、日ごろから見慣れた印象とは違い、たくましく新鮮に感じます。


撮影場所:裾野市茶畑

10月「秋の朝の風景」

二宮 洋子 様

講評

朝日によって、富士山の表情が刻々と変化していく状況を写し止めました。柔らかい日差しに包まれた山と雲のしっとりした色合いは、早朝に撮影したからこそ演出できる光景です。富士山を背景に、今となっては珍しい稲の天日干しと実った稲を画面に入れたことで、味わい深い秋を感じさせます。


撮影場所:沼津市西浦

11月「みかんと富士」

深沢 真 様

講評

澄み切った青空と暖かい太陽の光に照らされたミカンとのコントラストが美しい作品です。渦巻き状に見えるミカンの枝木で 富士山を縁取ったことで、画面を引き締め視覚的効果が生まれました。富士山の冠雪と駿河湾も見えて、風景写真として申し分ありません。


撮影場所:長泉町東野

12月「寒い朝」

神尾 久美 様

講評

雪に覆われた富士山を背景に、葉の落ちた柿の木に凍った実が付いた光景は、秋を一気に飛び越えて冬の到来を感じさせます。自然の厳しさの中にも風情を感じさせる作品です。

学生部門:最優秀賞(1点)


撮影場所:裾野市須山

「大地の目覚め」

傳 晴人様

講評

春の息吹を撮影者の視点で切り取りました。雪解けが進み地肌を見せ始めた富士山と澄み切った青空に、早春を感じ取ることができます。画面真ん中に富士山をどっしりと配置。山の迫力と安定感を持たせた構図となりました。

学生部門:優秀賞(2点)


撮影場所:裾野市須山

「富士山とコラボレーション」

鈴木 紗依 様

講評

菜の花の黄色と満開の桜の花の彩で、富士山の春を演出しました。山に残る雪の解け具合もちょうど良く、清々しく感じる一枚です。


撮影場所:裾野市深良

「秋に向けて」

鈴木 智裕 様

講評

「お田植え祭」の一コマでしょうか?早乙女姿の女性が一生懸命に苗を植えています。この様子を見守っている男性の仕草が、色々なことを連想させます。捉え方によっては、男性が見張りとして早乙女を厳しく〝管理〟しているようにも見え、面白さを感じます。そのように厳しく〝管理〟すれば、秋にはきちんと収穫が出来るでしょう。

スマートフォン部門:最優秀賞(1点)


撮影場所:沼津市内浦

「重寺港から見る稜線美」

諏訪 幸子 様

講評

右手前の山から富士山までの稜線を見せるために、広めに写るスマートフォンで撮影しました。穏やかな海に浮かぶ漁船と空の色合いから、のどかさを感じます。画面の対角線上に、つるし雲を配置したことで、稜線の美しさを強調しているように見えます。

スマートフォン部門:優秀賞(1点)


撮影場所:裾野市深良

「富士の大地に息づいた逆さ富士」

鈴木 睦希 様

講評

圃場の形を利用して、水田を〝逆さ富士〟に見立てている撮影者の発想が面白いです。本物の富士山の手前に稲の山を配置することで、写真は、上下のシンメトリーの構図となりました。