2018年版カレンダーフォトコンテスト受賞作品

■一般部門  ■学生部門  ■スマートフォン部門

一般部門:組合長賞(1点)


撮影場所:沼津市大瀬

4月「勇壮な勇み踊り」

髙橋 正雄 様

講評

大漁旗に飾られた漁船の上で、女装した男たちが勇壮に踊る伝統行事「勇み踊り」を、景観として捉え地域の魅力を引き出しました。大漁や航海の安全を祈願する祭りとして知られています。色鮮やかな旗をなびかせながら前へ進む船と太鼓や囃子(はやし)に合わせて扇子(せんす)を振る人たちの姿から、現場の盛り上がりが伝わってきます。船と富士山をバランス良く画面に収めて、カレンダー作品として申し分ありません。柔らかい日差しが春の雰囲気を漂わせている点も良かったです。

一般部門:優秀賞(2点)


撮影場所:沼津市牛臥

1月「海に祈る」

細川 純也 様

講評

五穀豊穣を願って神輿と担ぎ手が海に入る神事を逆光で捉えました。クロスフィルターを使って水面上の光源を十字状に輝かせ、幻想的な雰囲気を漂わせています。新春にふさわしい一枚となりました。細川さんがイメージを持って撮影に臨んだことがよく分かります。


撮影場所:沼津市大手町

5月「空を舞う鯉のぼり」

杉沢 寿春 様

講評

園児たちが作った個性豊かな鯉のぼりが、五月晴れの空を気持ち良さそうに泳いでいます。たくさんの〝鯉〟が大きな口を開けて、エサを求めているようにも見えてユニークな作品となりました。地面に投影された鯉のぼりの影がアクセントとなり、画面を引き締めました。

一般部門:入選(9点)


撮影場所:沼津市東熊堂

2月「初午」

入山 育夫 様

講評

タイトルの「初午(はつうま)」とは、2月最初の午(うま)の日をいうそうです。毎年その日に参拝している「お稲荷さん」での光景をスナップしたものです。幾重にも重なる朱色の鳥居は、見る人の目を引きつけます。


撮影場所:裾野市須山

3月「春の訪れ」

岩浅 利泰 様

講評

白やピンクに咲いた梅の花が重なり合うように画面一杯に撮影し、待ち遠しかった春を表現しました。梅林に訪れた2人はデートなのでしょうか?そうであれば、雨が降って肌寒い光景でも、心の温かさを感じる一枚です。カップルにとっても〝春の訪れ〟を察することができます。


撮影場所:長泉町南一色

6月「忘れん 帽」

小宮 里 様

講評

柔らかい日差しに照らされた水田に帽子を写し込むことで、どことなくノスタルジックな雰囲気を持たせています。帽子の持ち主は撮影者でしょうか?本人が水田を見入っているようにも感じられ、アイデアが光る作品となりました。


撮影場所:裾野市公文名

7月「夏来たる」

坂本 澄彦 様

講評

遅咲きのアジサイと富士山の配置が絶妙な構図です。画面の色合いと山にかかる雲の形から、現場が刻々と変化していく状況が伝わります。雰囲気がタイトル通り、これから夏本番を迎えるイメージを持たせた作品です。


撮影場所:沼津市平沼

8月「はじめての ひまわり畑」

大塚 智子 様

講評

照りつける日差しの中で、満開になったひまわりの花に興味津々の赤ちゃん。目線と懸命に手を伸ばす姿からその様子が伝わります。帽子をかぶっている姿が、画面の配置からひまわりの花の一部のようにも見えてユニークです。


撮影場所:裾野市須山

9月「そば畑と赤富士」

勝又 守洋 様

講評

画面一杯に捉えたそばの花と赤く染まった富士山を対比させたことで、季節感と幻想的な雰囲気を併せ持った作品となりました。撮影のタイミングも絶妙で、太陽の光でいつもとは違う表情を見せる富士山の姿が、この作品の魅力となりました。


撮影場所:裾野市須山

10月「すすきと富士山」

山﨑 義昌 様

講評

風になびくすすきの穂を手前に、薄っすらと雪が積もった富士山を撮影。澄みきった青空を写し込むことで、ひんやりとした空気感が伝わります。秋から冬に近づいている様子がひと目で分かります。


撮影場所:沼津市西浦

11月「小春日」

杉山 榮一 様

講評

風光明媚な地域の魅力を引き出しました。柔らかい日差しに包まれたミカン畑と波風が立たない駿河湾を写すことで、冬に近づきながらも温かで穏やかな雰囲気を感じさる一枚となりました。富士山を頂上から海抜ゼロメートルまで見せている点も面白いですね。


撮影場所:裾野市須山

12月「満天の星空」

中野 俊之 様

講評

自然が織りなす〝天体ショー〟に見える凝った作品です。中野さんは、イメージを持って撮影に臨んだのでしょう。見る人の目を引きつけます。北極星を中心に星の光跡を描きながら、月明かりに照らされた真冬の富士山を上手に捉えることに成功。澄みきった夜空は冬の厳しさを感じさせます。「静(せい)」の山と、「動(どう)」の星を対比させる撮影技術の高さは光ります。

学生部門:最優秀賞(1点)


撮影場所:裾野市深良

「夏にガブリ!」

傳 あかり 様

講評

迫力ある作品です。強い日差しの中で、トウモロコシをダイナミックにかぶりついている子供の表情は狙い通りです。もぎたての鮮度とおいしさがひと目で分かります。

スマートフォン部門:最優秀賞(1点)


撮影場所:沼津市西浦

「夕暮れ時の空と富士・赤埼から」

保谷 哲也 様

講評

夕日に沈む富士の陰影と刻々と暗くなっていく空のグラデーションが、情感たっぷりな作品に仕上げました。「良いな」「きれいだな」と、思った瞬間に手軽にシャッターがきれるスマートフォンの特徴を活かせた点も評価されました。

スマートフォン部門:優秀賞(1点)


撮影場所:沼津市鳥谷

「うーん、上出来」

川上 智子 様

講評

サトイモを見守る農家の背中から、愛情を込めて育てた満足感を感じ取ることができます。それに応えるかのように、「育ててくれてありがとう」とサトイモの葉が御辞儀をしているように見える点が、この作品の面白さです。